音楽を聴かせて遊ばせることにより、音楽や言葉の処理能力が高まる!!
ワシントン大学より(2016.4)
ワシントン大学学習脳科学研究所(I-LABS)の科学者らによる新たな研究では、音楽を使った一連の遊びセッションにより、生後9か月の赤ちゃんの音楽と新しい言葉の両方の脳処理が改善されたことが示されました!
どんな研究でわかったの?
この研究は、1 か月にわたって、39 人の赤ちゃんが両親と一緒に研究室で 15 分間の遊びセッションを 12 回参加しました。赤ちゃん達は、2、3人ほどのグループになり、両親と一緒に座って参加しました。
音楽グループに割り当てられた 20 人の乳児では、子供向けの音楽の録音が再生され、実験者が赤ちゃんとその親を指導して音楽に合わせてビートを出しました。
研究者達は、すべての曲はワルツのような三拍子で、乳児にとって比較的習得が難しいと考えてこれを選択しました。
対照群の19人の乳児は、音楽を伴わない遊びのセッションに参加しました。代わりに、おもちゃの車、ブロック、その他の協調動作が必要な物体で、音楽なしで遊びました。
この結果は、どうなったの?
遊びのセッションが終わってから 1 週間以内に、家族は赤ちゃんの脳の反応を測定するために研究室で検査しました。研究者達は、脳磁気記録法 (MEG) を使用して、脳活動(認知スキルに重要な聴覚皮質と前頭前皮質)の正確な位置とタイミングを確認しました。
脳スキャナーに座っている間、赤ちゃんたちは時々乱れるリズムと一定のリズムで再生される一連の音楽や音声を聞きました。
音楽を聴いていたグループの赤ちゃんは、対照グループの赤ちゃんと比べて、聴覚皮質と前頭前野の両方で、音楽と会話のリズムの乱れに対する脳の反応が強く出ました。
これは、音楽を使った遊びセッションに参加することで、音の中のパターンを検出する幼児の能力が向上したことを示唆していることになります。
まとめ
今回の研究は、音楽を聴いて遊んでいた赤ちゃんが音楽や言葉の脳の処理能力が高くなるという研究でした。
この赤ちゃんからの脳の反応は、聴いた事に対して何か違和感を感じたときに反応し、疑問をもつ事が出来る能力につながるとされています。
これからの子ども達は、何故?どうして?という事を発見して処理していく能力が必要だとされています。
家事の合間に遊んでいるときに家庭でも出来る事の1つです。
この音楽の研究が、親と子をつなぐ愛着を深める一歩になりますように。
そして、投稿が必要な人に届きますように。
ご覧いただきありがとうございます。
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