子どもたちの絵本の選び方
子どもに選ぶ本はどんな本がいいの?
フロンティアに掲載された新しい研究(2020.4)研究者は、3~4歳の48人の子どもたちを対象にしました。研究内容は、大人のボランティアが2冊の絵本を読みました。
2冊とも動物の本です。1冊は、なぜ、どのように起こるかが書かれた動物の絵本でした。(因果関係が多い本)もう一冊は、動物の行動や特徴を説明するだけの絵本でした。(因果関係が少ない本)
本を読み終えた後の子どもたちに、2冊の絵本のどちらが好きだったかを尋ねると‘’なぜ、どのように‘’の情報が多い方が人気でした。
*因果関係:原因とそれによって生じる結果との関係
この研究から本を選ぶためにどんなメリットがあるのか?
研究者たちは、今回の研究から世界がどのように機能するのかを学びたいという子どもたちの自然な欲求によるものが影響していると考えています。
つまり、大人が子どもに絵本を選ぶときは‘’子どもの好奇心を刺激する本‘’(なぜ、どのように物事が起こるのか?)を選ぶことで本を好んで読むようになります。
また、これを応用することで絵本に興味をもち、学習活動に子どもを惹きつけさせることができます。
まとめ
今回の研究は、因果関係がある内容が学習活動に子どもたちの心を惹きつける鍵となり得ると発表しました。
子どもにどんな絵本を選ぼうか悩むママがします。読み聞かせをしたら興味を持ってもらえず、絵本に興味がないのかと思い絵本を読むのをやめてしまうママもいます。
今回の内容で、絵本の選び方のヒントになればと思います。大人も本や物事に惹きつけられるきっかけは因果関係が濃い物なのではないでしょうか?
子どもには、楽しく質問しながらコミュニケーションをとっていくと学習活動に興味をもち社会にも興味をもってくれるのではないでしょうか?
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