ママの母乳が赤ちゃんの健康を高める
ママの母乳は、赤ちゃんの何にメリットがあるの?
マサチューセッツ大学アマースト校(2023.3)
この研究では、赤ちゃんの腸内の有益な微生物が母乳からの窒素を利用して小児の栄養と発達をサポートする方法を実証しました。
10年以上前に、赤ちゃんの腸にコロニーを形成する有益な細菌であるビフィドバクテリウムインファンティスが哺乳類が尿中の老廃物として排泄する分子である尿素を分解する能力を持っていることに気づきました。
この10年前以上の研究から、母乳は多くの尿素が含まれており、通常は体外に排泄されますが、この主要なコロニー形成者にはそれを分解する能力があるため微生物がこの老廃物を乳児の腸内の窒素源として利用している可能性があると考えました。
つまり、母乳(尿素)が赤ちゃんの腸内の善玉菌の栄養になり健康に役立っているということです。
この研究は、何に期待できるの?
この研究から、健康に生まれた赤ちゃんだけではなく、早産児・病気になりやすい赤ちゃんに対してより理解しやすく、栄養を与える手掛かりになります。
まとめ
今回の研究は、ママの母乳で赤ちゃんの腸内の微生物(善玉菌)が母乳の窒素を利用して赤ちゃんの栄養と発達に役立つことを発見した内容でした。
赤ちゃんの腸から健康になる方法が見つかる内容でとても興味深いです。大人も子供も腸にもっと意識をむける時代がきたのかもしれません。
以前から母乳は、赤ちゃんの発育に良いとされ母乳育児が推奨されています。初めての母乳育児で母乳がなかなか出ない、赤ちゃんが上手く飲むことができないなどの問題があります。また、母乳を飲ませたくても飲ませられないママもいます。こういった問題を解決するために、さらに母乳に近い粉ミルクが開発されればこの問題が解決されると考えます。
母乳育児に問題がないようにするのも今後の課題になります。ママの健康状態もきちんと観察していく必要があると再確認できました。
成長発達の司令部でもある脳と腸は健康を維持する上で大きく関係しています。栄養を吸収する腸を健康にして子どもの成長発達が促進しますように。
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